プロフェッショナルのつぶやき

イマフジを一言で表すと？

富士登山時の気象情報アドバイザー

御殿場ボランティアガイド協会顧問

川口勇雄氏

トレステにて

イマフジをどう使っていますか？

トレイルステーションで登山客、ハイカー、トレラン、観光客等にイマフジから得た気象観測情報を提供しています。また、登山指数Cでの登山者や弾丸・軽装登山者に対する安全啓蒙ツールとして、山頂の全天球カメラの映像をトレステに設置したサイネージを用いて伝えるなど、活用しています。

イマフジを一言で表すと？

富土山のいま現在の気象状況ツール。富士登山時の気象情報アドバイザー。

地元高校生へのガイド（富士山自然休養林）

なぜ富士山の気象が大事／必要ですか？

標高3000mを超える独立峰、御殿場口新五合目などの山麓と山頂では標高差約2300m以上あり、気温に大きな差が発生、また天候急変も多いからです。また、夏の富士山では雷がよく発生し、身を隠せる場所は少なく危険です。駿河湾や相模湾からの風と北側からの風が複雑に巻くため高所では気流が不安定で、過去に航空機の墜落事故が発生しています(1966年3月、乗員124名死亡）。強風では石が飛んできて、立っていられないという状況があり、富士山での気象情報を知ることは必要不可欠です。

富士山を登山する方へ伝えたいことは？

近くの山を登るのとは訳が違います！気象、体調、装備等万全状態で登山中止の勇気も大事！富士山は逃げないですよ！【開山期間中の遭難事故】静岡県警より遭難者数70人（内、死亡2人、重症4人）遭難者の内、疲労12人、病気26人、転倒・滑落19人、道迷い10人、その他3人