プロフェッショナルのつぶやき

富士山の天候はなかなか予報通りにはいかず、急変することも多々あります。 また、皆さんが富士登山される夏場においては、平地が穏やかな日でも、富士山では強風や雷の発生、時には雪や雹（ひょう）さえ降ることがあります。そのため、スマホや登山口、山小屋などから得られる最新の気象情報を収集することが、安心・安全に富士登山をするためにも重要です。

皆さんが富士登山される真夏において、平地が30℃を超える真夏日でも、五合目（標高2,400ｍ）は約15℃、山頂に至っては約5℃の気温しかありません。特に夜間あるいは早朝においては真冬並みの寒さとなり、加えて強風が吹く日には体感温度はマイナスにさえ感じられます。このような環境の中、着ている衣類が雨に濡れてしまうと「低体温症」という非常に危険な状態に陥ってしまうことがありますので、天気予報に関わらず、必ず「レインウェア」や「予備の衣類」等を準備し登山してください。